危険物の取り扱いを行う場合に知っておきたい『保有空地』や『保安距離』の基礎知識
今回は、危険物の保管を行う危険物倉庫などで、絶対におさえておきたい『保有空地』の基礎知識をご紹介していきたいと ...
2020.02.10お役立ち情報
物流業界とは切っても切れない関係にある『マテハン機器』ですが、物流業界で働く皆さんはマテハン機器がどのようなものなのかしっかりと理解されているでしょうか?中には、よく聞く言葉だけど、詳細な内容まではイマイチ分かっていない…という方も多いのではないでしょうか?
マテハン機器は、製造工程の省人化を始めとして物流業務の省力化、さらにものづくり全般の効率化を助けてくれる非常に心強い味方です。そこで今回は、マテハン機器について「イマイチどんなものか分かっていない…」という方のため、おさえておきたいマテハン機器の基礎知識をご紹介します。
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それでは、物流業界で働いている方がおさえておきたい基礎知識をご紹介していきましょう。物流業界で働いている方であれば、『マテハン』や『マテハン機器』という言葉は、一度は耳にしたことがあるでしょう。ここではまず、この二つの言葉の意味からご紹介しておきましょう。
まずは『マテハン』からです。マテハンとは「マテリアル・ハンドリング」の略語で、生産拠点や物流拠点内の原材料、仕掛品、完成品など、全ての「モノの移動」に関わること全般を指す言葉です。広い意味では、「生産拠点(工場)⇒倉庫」「倉庫⇒販売所」のように、物流までも含む場合がありますが、一般的には『製造・保管・出荷』など各工程上における「モノの移動」を効率的に行い情報管理する事を意味しています。
『マテハン』がマテリアル・ハンドリングの略語とわかれば、『マテハン機器』がマテリアル・ハンドリング機器の略ということは分かりますね。そしてマテハン機器は、モノの移動を効率的にすることを目的とした専用の機械類を指しています。わかりやすい例を挙げると、パレットやフォークリフトなど、モノの保管・運搬などの物流業務を効率化するために用いられる機器のことです。
なお、実際の現場では、業務の省人化や省力化につながる機械類全般を指して『マテハン機器』と呼ぶ場合もあります。
上述したように、マテハン機器とは「モノの移動を効率的にすることを目的とした専用の機械類全般」を指しています。つまり、一口にマテハン機器と言っても、さまざまな種類が存在しているのです。ここでは、代表的なマテハン機器をいくつか挙げてみます。
それでは最後に、マテハン機器の導入により得られるメリットや、導入時に注意しておきたいポイントを簡単にご紹介しておきしょう。
マテハン機器は、人に変わって物品の取り扱いを行いますので、目的に合ったマテハン機器の導入により、大量の物品を短い時間で正確に取り扱うことができるようになるというのが最大のメリットになるでしょう。また、マテハン機器の活用によって、高い位置や場所での物品の取り扱い・保管が可能になりますので、空間やスペースをフル活用することができるようになります。他にも、人の力では動かすのも困難な重い物品でも簡単に移動させることができますので、重労働から人を開放することができます。
さまざまなメリットが考えられるマテハン機器の導入ですが、いくつかの注意点が存在しています。
今回は、物流業界で働く人であれば、ぜひ知っておきたいマテハン機器の基礎知識についてご紹介してきました。よく聞く言葉だと思うのですが、詳細な言葉の意味やどこまでは含まれるものなのかなど、イマイチ理解していないという人も多いと言われています。
この記事でご紹介したように、一口にマテハン機器と言っても、さまざまな種類が存在しているのです。したがって、目的やゴールの設定もせず導入してしまい「無用の長物」となってしまうようなことが無いよう、慎重に機器選定する必要があると覚えておきましょう。