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工場や倉庫で活躍するフォークリフト!安全に利用するためには事故事例から対策を学ぼう

2020.06.18お役立ち情報

工場や倉庫などでは、製品の製造に必要になる原材料や、実際に製造された製品を持ち運ぶため、フォークリフトを活用していることが非常に多くあります。
今回は、工場や倉庫などのマテハン機器の代表と言われる『フォークリフト』。そのフォークリフトを運用する際に注意しておきたい事故や労働災害をご紹介します。

工場や倉庫で活躍する場面が多いフォークリフトですが、非常に便利な反面、使い方を間違ってしまうと重大事故を引き起こしかねない非常に危険なものでもあるのです。そのような危険を回避するため、工場や倉庫などでフォークリフトを運用する際に、抑えておくべき過去の事故事例や対策をご紹介していきます。

フォークリフトはどのような事故リスクがある?

フォークリフトはどのような事故リスクがある?

それではまず、フォークリフトを使用する場合におさえておかなければならない事故リスクについてご紹介していきましょう。フォークリフトは、自動車のように公道でスピードを出して運転するようなものではなく、私有地内で荷物の移動時に使用するためのものですので、「事故なんか起こり得ないのでは?」などと考えている方も多いかもしれません。
しかし実際には、フォークリフトに起因する事故というものは。毎年30件近く発生していると言われており、従業員の安全を考慮した場合、決して無視できないのです。ここでは、フォークリフトの代表的な事故原因をいくつかご紹介しておきましょう。

ちなみに、フォークリフトの運転に関しては「私有地内であれば無資格でもOK!」と考えている方も少なくないのですが、この考えは間違っています。こちらのサイトでフォークリフトの免許についてまとめていますので、ぜひご参照ください。

参考記事:Factism「荷重1トン以上のフォークリフトの免許取得にかかる日数や費用について

危険① 転落や墜落による事故

まずは、転落や墜落による事故です。これは、フォークリフト運転者のミスにより、フォークリフトごと高所から墜落するといった事故事例や、フォークリフトのツメの上に人を乗せて作業させる…など、本来の使い方とは異なる手段を用いていた際に、何らかのミスでツメの上の作業員が転落してしまった…といった事故が発生しています。

参考:職場のあんぜんサイト「フォークリフト上の荷台に載せる作業中、荷台が傾き転落

危険② 作業員が挟まれる…巻き込まれる…

フォークリフトを使った作業中に、周囲の状況確認を怠り、他の作業者を挟んでしまう…という事故も少なくありません。また、珍しい事例ではフォークリフトのマストとヘッドガードの間に挟まれてしまったという事故も発生しています。

参考:職場のあんぜんサイト「マストクロスメンバーとヘッドガードに頭部を挟まれた

危険③ 転倒による事故

フォークリフトで作業中、フォークリフトが横転してしまい、運転者が投げ出される…フォークリフトの下敷きになってしまう…といった事故も少なくありません。
フォークリフトが転倒してしまう原因は、下り坂で運転中スピードが出すぎてしまいバランスが崩れた…、荷物を高く持ち上げた状態で坂道を移動していた…、トラックに荷物を積み込む際に、まだ固定が外れていないのにトラックが動いた…などと言った理由があります。

参考:職場のあんぜんサイト「積み込み先のトラックが前進したため、フォークリフトが横転し死亡した。

危険④ 他の作業員と激突

フォークリフトの走行経路に他の作業員が立ち入ってしまい轢かれてしまう…、フォークリフトから荷物が落ちないよう他の作業員が支えながら移動中に作業員の上に荷物が落下した…などの事故があります。また、フォークリフトの整備不良が原因となり、事故が発生することも少なくありません。

参考:職場のあんぜんサイト「フォークリフトで運搬作業中、作業者に激突

フォークリフトの事故対策とは?

それでは、上記のようなフォークリフトによる事故を防ぐにはどのような対策が必要になるのでしょうか?ここでは、フォークリフトを安全に使用するためにおさえておきたいポイントをいくつかご紹介します。

通路をフォークリフトと人で分ける

いくらフォークリフトの運転者が注意していたとしても、フォークリフトの走行経路や作業範囲内に突然他の作業員が入ってきてしまった場合、事故が発生してしまう危険があります。
したがって、施設内でフォークリフトを使用する場合には、しっかりとフォークリフトの通路を明示しておくようにしましょう。

指差し確認・呼称確認の徹底

何らかの作業を行う際には、しっかりと確認を行う癖をつけるのが重要です。したがって、日ごろから作業員には指さし確認、呼称確認の重要性を教育し、徹底させましょう。

安全な乗り方、積み方を徹底する

作業効率ばかりを優先すると、荷物を無理に積み込んでしまったり、移動距離が短いと言った理由で固定を疎かにしてしまう場合があります。このような作業を行ってしまうと、荷崩れによる事故の原因になってしまいます。
他にも、エンジンをつけっ放しにして積み込みを行ったり、ツメの上に他の作業員を載せて走行したりするなど、事故のリスクは非常に身近なところに潜んでいるのです。したがって、安全にフォークリフトを運用する場合には、作業手順をきちんと守り、危険な積み方・乗り方をしないなど、作業効率よりも安全性を重視するようにしましょう。

点検・整備を怠らない

フォークリフトは、日々の点検・整備が非常に重要です。大きな荷重がかかるフォークリフトは、点検・整備を怠ってしまうと、作業中に故障が発生し事故に発展してしまう危険があるのです。
トラックの乗車前には日常点検が必要不可欠と言われていますが、それと同じようにきちんと決められた手順で点検するように徹底しましょう。

まとめ

今回は、工場や倉庫などで活躍するフォークリフトについて、フォークリフト使用中の事故リスクについてご紹介しました。フォークリフトは、人力ではとても持ち運べないような重量物でも、簡単に持ち運びを可能とするマテハン機器の代表と言えるものです。工場や倉庫では、非常に便利なアイテムとして現在でも活躍しているのですが、その便利さの陰には人の命を簡単に奪ってしまうような危険も潜んでいるのです。

この記事でご紹介したように、毎年フォークリフトに起因する事故が多く発生しています。まずは、過去の事故事例を学んで、そこから自社に最適な対策を考えてみましょう。