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近年増加する水害への備えについて。あったら便利な水害対策グッズをご紹介!

2019.08.12お役立ち情報

今回は、近年増加している台風や集中豪雨などによる水害について、工場や倉庫などが行っておきたい水害対策について簡単にご紹介していきたいと思います。

日本は、諸外国と比較しても地震による被害が非常に多い国として有名ですので、多くの企業がさまざまな地震対策に取り組んでいることだと思います。しかし、洪水や河川の氾濫などによる水害対策については、その必要性をあまり感じていない方も多いのではないでしょうか?
台風や集中豪雨による水害については、「降雨量が多い地域」や「台風の通り道になりやすい地域」などと言ったイメージが昔からの経験則で認識されていることもあり、「自分の地域は水害の心配はない」などと根拠のない自信を持っている方も少なくありません。しかし、ここ数年発生している集中豪雨や台風による水害については、今まで水害などがあまり発生していなかった地域で、甚大な被害をもたらしている場合もあり、今や日本全国どの地域でも水害への備えが必要になってきているのです。

平成30年7月に発生した『西日本豪雨』による水害の記憶は新しいことですが、それ以降も令和元年の台風19号では13都県に大雨特別警報が発令される事態となっています。さらに、今年のことを考えても7月に九州地方を襲った大雨では、なんと27地点で過去最大の72時間雨量が観測されており、今も懸命な復旧作業が行われています。
このように、毎年のように水害が発生している日本では、企業が率先して水害対策に取り組む必要があると言えるでしょう。特に大切なお客様の製品を製造・保管する工場や倉庫などが水害による被害を受けてしまうと、企業の運営すら危ぶまれる甚大なダメージを受ける可能性があります。

いざという時のための水害対策

それではまず、いざという時のために、工場や倉庫などが考えておきたい水害対策のポイントを簡単にご紹介しておきます。

工場や倉庫などが浸水による被害を受けた場合、まずダメージを受けるのが建物や施設内で使用する機械・設備です。屋内まで浸水してしまえば、当然建物そのものにダメージが加わります。それだけではなく設置してある機械や設備が壊れてしまい、事業運営すらままならなくなってしまうのです。特に注意が必要なのは、さまざまな食品を取り扱う食品工場などでしょう。食品工場が被災してしまうと、機械・設備の入れ替えだけでなく、施設内の消毒やバリデーションなどが必要になりますので、通常の製造工場よりも復旧にコストがかかってしまう場合が多いです。

さらに水害発生時には、突然の浸水でパニックになってしまい、避難時に従業員が怪我をしてしまう…なんてリスクも考えられるなど、企業が水害によって受ける影響は決して少なく無いのです。場合によっては、水害による損失が大きすぎて再起が難しくなってしまうケースもありますので、最悪の事態を回避するためにも、適切な水害対策が必要になるのです。

水害対策のポイント

それでは、企業が行っておきたい水害対策のポイントをいくつかご紹介しておきましょう。

  • ハザードマップを活用する
    ハザードマップは、施設周辺にどのような災害リスクがあるのかを確認することが可能です。これを活用し、どこから浸水が起こりやすいのかや、安全な避難場所やそこまでの経路などを予め調べておきましょう。なお、新たに工場や倉庫を建設する場合には、あらかじめハザードマップを確認し、水害に遭いにくい場所を選択するという『予防』も重要です。
  • 水害対策グッズを用意しておく
    近年では、水害による被害を軽減するため、さまざまな水害対策グッズが販売されています。少しでも被害を軽減するため、こういった水害対策グッズを用意しておきましょう。
  • 重要機器や書類は高層階に置く
    事業継続に必要不可欠な機器や書類は、浸水の可能性がある1階に置くのではなく、なるべく高層階に設置するのが良いでしょう。
  • 保険に加入しておく
    浸水被害の可能性が高い場所にある施設などであれば、災害保険などに加入しておきましょう。保険に加入しておけば、事業復旧にかかるコストを減らすことができるため安心です。

用意しておきたい水害対策グッズ

それでは最後に、工場や倉庫において水害による被害を軽減するために用意しておきたい水害対策グッズをご紹介していきましょう。もちろん、水害対策グッズを用意しておけば、一切の被害を防げるというわけではありませんが、被害の程度を軽減することは可能です。
以下のような水害対策グッズの中から、自社に必要なものを選択し準備しておきましょう。

①土のう

水害対策グッズの代表と言えば『土のう』です。土のう袋はホームセンターなどでもすぐ手に入りますので、ある程度の量を普段から備蓄しておくとよいでしょう。大雨による水害が予想される場合には、土のう袋に土を入れて、水の侵入口に積むことで、水や土砂の侵入を防ぐことができます。
一般住宅の簡易的な水害対策でも活用されます。土のう設置時のポイントは以下です。

・土のうは平たく並べ、隙間なく敷き詰める
・積み重ねるときは、下の段の土のうと 1/3~半分程度ずらして並べる
・築いた土のうの堤防はビニールシートで覆い、防水性能を高める
・(可能であれば)重ねた土のうの上から土砂をかけて踏み固め、隙間をなくす
・(可能であれば)3段以上重ねるときは、水圧で崩れないように杭等を打ち込み補強する
引用:東京商工会議所「水害対策ガイドブック」より

②水のう

土にかわりに水を入れたものが『水のう』です。最近では、消防ポンプ・消火栓を使って注水することで、土のう約300個分に相当するものを短時間でカンタンに設営できるような大型水のうも販売されています。工場や倉庫など、出入り口が大きな施設であれば、土のうを積み上げるのも一苦労なのですが、大型水のうを用意しておけば、迅速に出入り口の浸水対策が可能です。

参考:大型水のうの詳細はコチラ

③止水板

搬入口や出入り口からの浸水を防ぐためのアイテムとしては『止水板』もあります。止水板にはさまざまな種類が存在しており、中には水害が予想される直前に出入り口の前などに設置できる簡易的な物も存在します。止水板であれば、土のうや水のうのように、準備に時間がかかることもありませんので、手間なく浸水防止をできるのが大きなメリットになります。

まとめ

今回は、毎年のように発生している水害に備えるため、工場や倉庫などが用意しておきたい水害対策についてご紹介してきました。日本で発生する自然災害については、地震や台風によって引き起こされるものが多いとイメージしている方が多いかもしれませんね。確かに、台風は夏の終わりから秋にかけて必ず複数の台風が上陸し、さまざまな被害をもたらせていますし、地震に関して言えばいつ・どこで大地震が発生してもおかしくないのがこの国なのです。

しかし最近では、これ以外にも夏場のゲリラ豪雨や局地的な集中豪雨による水害が毎年のように発生しており、時には誰もが予想もし得なかったほどの甚大な被害をもたらせられているのです。台風に関しても、年々大型化が進んでいると言われており、強風だけでなく過去に例を見ないほどの大雨を伴うようなことも少なくありません。
水害は、建物そのものに大きなダメージを与えるほか、浸水によって機械・設備までダメにしてしまう災害となりますので、工場や倉庫にとっては非常に恐ろしいものでしょう。地球温暖化の影響もあり、今後も台風の大型化や集中豪雨被害が増加していくという予想もありますし、地震対策同様に万全な水害対策を検討する必要があると思います。